KATEKYOグループ since1980 KATEKYO学院 宮城KATEKYOグループ since1980 KATEKYO学院 宮城

  • 022-797-3933022-797-3933
  • メール

仙台長町校 新着情報

2023年9月11日

薬剤師国家試験合格率について(KATEKYO学院仙台長町校)

先日、薬学部志望の家庭教師を派遣してるお宅の生徒さんと保護者の方と面談を行い、国家試験合格率についての話になりました。
また、学校での三者面談で、〇〇大学は〇〇大学より国家試験合格率が高いから第一志望にするとの話をされたそうです。

私としては、本人が納得した上で志望大学を決め、しっかりと受験に向けて勉強していただけるのであれば、どの大学を目指すかについて、異議を唱えることはありません。
しかしながら、今回の国家試験合格率については、合格率の高い大学のカラクリを把握しなければなりません。学校の先生からは、いっさい聞かされてないようでしたので、ご存知の方も多いかと思いますが、下記の通り、ご説明しました。


1、『薬剤師国家試験 大学別合格者数』で検索すると厚生労働省のHPで大学別の受験者数や合格者数、合格率が確認できる。
2、入学者数や卒業生、国家試験受験者数に大きな乖離がある。
3、ある大学では一定以上の成績を収めないと、強制的に薬学科から違う学部や学科に異動になるケースもあるそう。
また、受かる可能性が低い場合は、受けさせてもらえないこともあるかも。
4、合格率が低い国公立大があるのは何故か。


必ずしも合格率が全てではありませんし、国公立大からは製薬会社や研究者へと進む方も多くいらっしゃいます。また、私の知人の卒業した国公立大では、国家試験に向けたフォローが少なく、殆ど自力で勉強したそうです。
(数年前の話ですので、フォロー体制が変わっているかもしれません。各大学のHP等でご確認ください)

皆さんも、重々承知されているとは思いますが、志望大学合格がゴールではありません。大学合格は資格取得に向けたスタートラインに立てたということです。
大学選びで重要なことは、合格率や偏差値だけでなく、どのような教育を受けられるのか、オープンキャンパスで何を感じたか等々、様々な視点から考えることだと思います。




▶︎お知らせ一覧へ